It might be a little different from what you're used to!
このカメラの使い方


* * * 最初はパーツかな? * * *

キャノネットのレンズ
1. シャッタースピードダイヤル(1/30秒は青い...これは手持ちで撮る時の最低速かもしれません)
2. 絞りリング(「A」はオートモード。あと、1.7、2、4、5.6、8、11、16が書いてあります)
3. フォーカシングマーク(この写真では無限に合わせてあります)
4. フラッシュのガイドナンバー設定
5. ISO(ASA)窓口

フォーカシング

6. B(バルブ)のボタン(Bを使いたかったらこのボタンを押しながらシャッタースピードダイヤルをBまで回します。

赤い矢印はフォーカシングレバーをさしています。この写真では無限に合わせてあります。

フォーカシング


この写真は一番近いフォーカスです。0.8メートルです。
無限から最短までの間隔はこれしかありません。

レンジファインダー

7. セルフタイマーレバー。右へ引いて、シャッターボタンを押します。だいたい10秒くらいのセルフタイマーです。
8. ビューファインダー(左)とレンジファインダー窓(右)。ちょっと近いので、ピントを合わせるのは難しいかな...?でも、40mmのレンズだから別に問題ないですね。

上

9. フィルムカウンター窓
10. シャッターボタン(普通のネジタイプのレリースを使えます)
11. フィルム巻き上げレバー

後


12. フィルムを正しく巻いているかどうか確認する窓
13. シャッターが切れるかどうか確認する窓(赤は切れる、白は切れない...キエフと逆です)

後

              14. ビューファインダー窓
              15. 電池チェックボタン
              16. フィルム巻き戻しクランク
              17. ホットシュー
              18. シンクロターミナル

下

(20番までに行けませんから@に戻してしまいました)

1. フィルム巻き戻しボタン(押しながら巻き戻しクランクを回す)
2. 三脚ネジ
3. 電池のカバー



* * * よしっ! ... どうやって使いますか? * * *

電池 最初は電池です。

このカメラは古いタイプの水銀の電池を使っていますが、この電池はもう日本でもアメリカでも売っていません!

その電池の代わりにドイツ製のVarta電池を使っています。水戸市のコンフォトで買いました。多分他のカメラ専門店でも売っています。しかし、元々の電池は1.35ボルトの電池です。Vartaの電池は1.5ボルトで、カメラの露出計はちょっと精度が下がる可能性があるそうです。でも、Vartaの電池が入っているキャノネットの露出計を僕が持っているミノルタスポットメーターMとミノルタマクサム700si(アルファ700si)の露出計と比べたら、ほとんど問題がありませんでした。多分。

あと、Kantoっていう会社が電池のアダプターを作っています。このアダプターにどこでも売っている現在のLR44かSR44の電池を入れて、キャノネットに使えます。でも、このアダプターはだいたい2,800円で売っています。ちょっと高いですね!

フィルムを入れよう



フィルム巻き戻しクランクを上に引いたら、カメラのバックを開けます。マニュアル巻き上げ/巻き戻しのカメラはほとんどこうです。

フィルムを入れよう カメラのバックを開けたらフィルムを入れます。

赤い矢印のところにあるオーレンジマークまでにフィルムを引きます。

バックを閉めると白い矢印の部分はフィルムをスプールに押し込みます。この時代のカメラにこれはすばらしかったです!速くて簡単にフィルムを入れられるからQLの名前があります:Quick Load。

(QL17はレンズの関係です。40mmのF1.7です。QL19と28もありました。

G-Vは「グレードアップのバージョン3」という意味です。このモデルの前にもう二つのキャノネット17がありました)

カメラのバックを閉めて、巻き上げを3、4回やると、1つ目のコマが撮れます。(フィルムが正しく入ってなかったら上の「パーツ」のところに書いてあるKフィルム確認窓は動きません。正しく入っていたらその白赤線が動きます。あと、フィルムの巻き戻しクランクも回ります。)

ビューファインダーです。

1. はフレームラインです。この線の中側が写ります。このカメラのフレームラインは自動で視差(パララックス)が調整されます。この時代のコンパクトレンジファインダーカメラにはこれは珍しかったです。

2. はレンジファインダースポットです。これでピントを合わせます。

3. は使える絞りです。

4. は測光計の針です。この写真はF8ちょっとで撮ります。

5. は光が足りないゾーンです。針がこのへんにあるとシャッターは切れません。

6. は光が多すぎるゾーンです。針がこのへんにあるとシャッターは切れません。

ピントが合っていない

レンジファインダースポットを見ながらピントを合わせます。

このイメージにはピントが合っていません。ミッキーの顔を見てください。二重になっています。フォーカシングレバーを使って...

ピントが合っている

...こういう風に合わせるのは正しいです。

写真を撮れます!

このカメラはシャッター優先AEです。自分でシャッタースピードを選んで、カメラが自動で絞りを選びます。

あと、マニュアルでも撮れます。絞りリングを「A」からはずして、自分で絞りを選びます。

注意!

レンズキャップは測光計のON/OFFのスイッチです。キャップをしたままで置くと測光計はOFFです。それに、光が足りないからカメラがシャッターをロックします。間違えてシャッターを切る事はありません。

絞りリングを「A」にしていなかったら、測光計を使わないから、シャッターボタンを押すといつでもシャッターを切れます。

ストロボの使い方

このカメラのストロボシステムは現在のカメラは使っていません。でも、けっこうかしこいシステムでした。

ストロボのガイドナンバーを使います。ストロボの強さと合わせて、レンズの絞りリングの「A」の右側に書いてあるガイドナンバー(24か20か14)を選びます。それで、ピントを合わせると写す物の距離とストロボの強さによってカメラが絞りを自動的に選びます。

現在のTTLストロボよりもこのガイドナンバーシステムの方が、明るい物(白い物)と暗い物(黒い物)をより正しく写します。(TTLストロボはできるだけ全部18%グレーにしますから、白い物はちょっと暗く(アンダー)写ります...あと、暗い物は明る過ぎ(オーバー)になります。)

もし、あなたが今持っているストロボにマニュアルモードがあって、そのストロボのガイドナンバーが分かったら、キャノネットのシステムを使えます。でも、ガイドナンバーが分からなかったら、ストロボの絞りを選んで、カメラの絞りを合わせたら、使えます。


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September 2000
Text (c) Copyright - Kevin Ing