キエフはパーフェクトなカメラではありません! じゃあ...続けましょう!(^.^) キエフ88はハッセルブラッドと似いています。その理由でたまにキエフは「Hasselbladski」と呼ばれています。(「Hasselblad」をロシア語っぽい名前に変えた) でも、キエフはハッセルブラッドと似ていますけど違うシステムで、レンズとフィルムバックの互換性はありません。でも、ファインダーは両方同じサイズでハッセルブラッドにキエフ88のファインダーを付ける事ができます。キエフ88のプリズムファインダーは安く買えます。ただ、本当のハッセルブラッドプリズムよりキエフのプリズムの明るさとコントラストは良くないって聞きました。でも、値段的には悪くないかな...。 キエフはハッセルブラッドと違うレンズマウントを使っています。キエフのはスクリューマウントです。それに、キエフはフォーカルプレーンシャッターシステムを使っていますのでレンズにシャッターが入っていません。 キエフ88は今のハッセルブラッドとかなり違う物です。実はキエフは昔のハッセルブラッドの1600Fとだいたい同じカメラです。ハッセルブラッド社は、そのいっぱい問題があった1600Fのデザインをずっと前にあきらめたけど、ハッセルがあきらめた50年前のデザインのキエフは今までもアーセナルで作り続けられています。 ハッセルブラッド1600Fのレンズをキエフに付けることが出来るそうです。でも、1972年ごろにキエフはオート絞りピンをレンズマウントに加えたので、このピンが邪魔になるから今のキエフレンズはハッセルブラッド1600Fに付けられないそうです。 キエフ88は、ハッセルブラッド1600Fみたいにフォーカルプレーンシャッターを使っています。ですからキエフ88のレンズにシャッターは入ってません。その理由で、安く作れます。でも、6x6cmのフォーカルプレーンシャッターはちょっと大きいから、フラッシュ使用時の最高同調速度は1/30秒です。日中シンクロはちょっと難しいです。 キエフ88のシャッターは金属でできていました。ちょっと不思議な金色のシャッターです。 一部の人はこの金色のシャッターがダメでフレアの問題があるって言います。でも、僕の持っているキエフの中の一台にはこの金色のシャッターが入っていますけど、今までフレアの問題は一回もなかったです。 もし、そのフレアの問題が気になったら、黒い布でできたシャッターがあります。布のシャッターが入っているキエフ88の方が金属シャッターよりちょっと静かですけど、金属のシャッターは別にうるさくないと思います。前に僕が持っていたミノルタX-700のモータードライブの音の方が大きかったと思います。 布のシャッターが入っているキエフ88は、最近メインになっています。今販売されている新品のキエフは全部布シャッターのはずです。黒い金属のシャッターもあるそうですけど、このタイプはちょっと珍しいです。 |
キエフ88のフィルム巻き上げノブとシャッタースピードを選ぶノブは一緒です。写真を撮る時に二つのステップがあります。
1. 写真を撮った後にフィルム巻き上げノブを一回(360度)回し、ミラーが落ちる(クイックリターンミラーではありません)と次の写真が撮れます。 2. シャッタースピードを変えたかったら、ノブをボディーから引っ張りながら回して、使いたいシャッタースピードが上に向いたらノブを離します。 もし2を1の前にやったらノブは動きません。無理やりやったらカメラを壊すかもしれません。だから気を付けましょう! 以前はキエフ88のレンズマウントはキエフ「Bタイプマウント」でした。古いタイプのねじみたいなスクリューマウントです。 キエフBタイプマウントは特に問題がないですけど、もう一つキエフCタイプマウントもあります。このCタイプマウントはキエフ88CMと、キエフ60っていう6x6cmカメラに使われています。キエフ60はちょっとブスにしたペンタックス67みたいですけど、全然違うカメラですよ。キエフ60は前の東ドイツペンタコン6のデザインから生まれました。Cタイプマウントはペンタコン6っていうマウントとほとんど同じです。キエフ88CMもこのマウントを使っています。もし、キエフ88のペンタコン6のバヨネットマウントがあったら、どこかの会社が改良したものです。アーセナル工場ではバヨネットマウントは今まで作っていません。 |
Cタイプマウントかペンタコン6マウントのキエフ88を持っていたら、キエフのCタイプのレンズ(タイプBと同じ値段です)とペンタコン6用レンズも使えます。ペンタコン6マウントにカール・ツァイス・イエナのレンズがあります。カール・ツァイス・イエナは東ドイツのカール・ツァイスの会社でした。西ドイツのカール・ツァイスのレンズのデザインより古いですけど、今もまだきれいな写真を撮る事ができます。このカール・ツァイス・イエナのレンズはまだ人気がありますけどハッセルブラッドやコンタックスやローライのカール・ツァイスT*レンズより全然安いです。例えば中古のカール・ツァイス・イエナのゾナー180mmF2.8レンズを、(状態や運によりますけど)3万5千円くらいで買えます!
とにかく、キエフがハッセルブラッドと似いているのはキエフの魅力のひとつのはずですけど、キエフとハッセルの出来ばえを比べるのは間違いだと思います。キエフは50年代のカメラです。キエフは写真をきれいに撮れます。けど今は、もっといいカメラがいっぱいあります。新しいハッセルブラッドやローライやコンタックス645やゼンザブロニカやマミヤや中型ペンタックスとか...。 「でもな...。そんなに高いカメラを買うお金がないな...。」 じゃあ...続けて読んでください!(^-^) |
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タイプ | 中型一眼レフカメラ (ブローニーフィルム) |
シャッター | 1/2~1/1000秒、 B |
イメージサイズ |
6x6 (56x56mm)
6x4.5 フィルムバックもあります |
レンズマウント | キエフ タイプB 又は キエフ タイプC (ペンタコン6とほとんど同じマウント) |
大きさ |
110x95x85mm (ボディーのみ)
110x115x166mm (80mmF2.8レンズ、フィルムバック、フォーカシングフード付き) |
重さ |
624g (ボディーのみ)
1,461g (80mmF2.8レンズ、フィルムバック、フォーカシングフード付き) |
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ウエストレベルファインダー |
45゚プリズムファインダー |
TTL 45゚プリズムファインダー |
SPOT-TTL プリズムファインダー |
ハートブレイ
TTL 45゚プリズムファインダー (ストロボ用のホットシューとシンクロターミナル(三つ)付き) |
6x6cm フィルムバック |
6x6cm NTフィルムバック
(新しいスタイル。多重露出スイッチ付き、引き蓋のホルダー付き、オートマチックフィルムセッティング) |
6x4.5cm NTフィルムバック
(新しいスタイル。多重露出スイッチ付き、引き蓋のホルダー付き、オートマチックフィルムセッティング) |
ポラロイドフィルムバック |
オート接写リングセット
(Bマウント: 19mmと48mm) (Cマウント: 20mmと40mm) |
1.4倍 テレプラス |
2倍 テレプラス
(ガラスを外してオート接写リングの変わりに使えます) |
レンズアダプター
キエフ88 タイプB マウント →キエフ タイプC/ペンタコン6 マウント |
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